1. 国家の戦略と視点
1.1.
有限地球観:いずれ来る最後の石油争奪戦と日本の危機
1.2.
脱石油時代に備える国家の戦略的視点:不安定化するエネルギーの需給、価格
1.2.1.
21世紀、もう成長は正義ではない:求められる「量から質へ」の転換
1.2.2.
21世紀、もう持続型の発展ではない;日本の生存への戦略意志
1.3.
自然と共存するための条件:集中から分散、都市から地方へ
2.
アジアの成長と日本の役割
2.1.
挫折した開発思想:中南米、アフリカ、インドなど、かっての欧米植民地での新たな搾取形態
2.1.1.
押しつけられた「過度の市場原理と拙速の民主主義」の誤謬
2.1.2.
拡大する格差と矛盾:国家間と国家内における不満の蓄積
2.2.
アジアの「成長と限界」:遅れてきた途上国、石油供給不足がもたらす問題
2.3.
自然と共存:新しいアジア主義、「日本、中国、アメリカ」の三極
3.
構造改革すべき日本の「農と食」
3.1. 脱石油時代の自然への回帰:21世紀型の有機農法
3.2. 食生活の脱合成化学物質
3.3. 農業の構造改革:若者にも魅力ある、報われる農業
4.
「国民のための科学技術」とその構築
4.1.
必要な指導層の意識改革:明治以来の欧米追従からの決別
4.1.1.
これで良いのか:”過度の”ノーベル賞崇拝、サイエンス・ネイチャー至上主義
4.2.
科学技術研究者、学者:国益、国民不在の研究目的と予算獲得
4.2.1.
硬直した政官学の仕組み:日本中に蔓延る予算獲得への既得権益
4.2.2.
自然科学と工学で進む国税の無駄遣い:新しい公共事業の形
4.3. 基礎と応用研究:大いなる誤謬
4.3.1. 手段の目的化:ノコギリとカンナの最終目的化
4.3.2.
余りにも矮小化したベンチャー・大学・政府の目的意識
5.
求められる首相直結の「最高科学技術戦略会議」など
5.1.
国民に役に立つ科学技術、学問:真の人材登用:国民のための司令塔の構築
5.2.
専門分野毎の深い洞察、それらを統合する目的志向、問題解決型型の戦略意志